練馬区の防災マップの見方と入手方法|避難所・ハザードマップの調べ方
練馬区の防災マップ・ハザードマップの入手方法と見方を、6つのステップで整理しました。避難所の調べ方、浸水想定区域の確認、ダウンロード手順、家族での事前準備まで、必要な操作だけを順番にまとめています。
2026/7/24 / PoliLog 編集部
大雨が続いた夜や、地震で目が覚めた朝に、「どこへ行けばいいのか」をその場で調べるのは大変です。練馬区の防災マップは、避難する場所と、自宅の周りで起きやすい災害を、あらかじめ紙とスマートフォンの両方で確認しておくためのものです。
この記事でわかること
- 練馬区の防災マップをどこから入手できるか
- 自宅の最寄りの避難所を地図上で調べる手順
- 浸水想定区域 (大雨のときに水がたまりやすい場所) の見方
- 印刷して家に置いておくときのポイント
- 家族と共有しておくとよいこと
防災マップでできること
練馬区の防災マップは、避難場所と災害の危険性を1枚の地図にまとめたものです。大きく分けて次の3種類があります。
- 防災マップ — 避難拠点、給水拠点、消防署などの場所を示した地図です。
- 洪水ハザードマップ — 川があふれたときに、どのくらいの深さまで水が来る可能性があるかを色分けした地図です。
- 土砂災害ハザードマップ — 崖崩れなどが起きるおそれのある区域を示した地図です。
ここで出てくる「避難拠点」とは、地震などで自宅に住めなくなったときに開設される、区立小中学校を中心とした施設のことです。区の案内では、災害の種類によって開く場所が変わる仕組みになっています。詳しい定義と一覧は 練馬区公式: 防災マップ・ハザードマップ に掲載されています。
名前が似ていて混同しやすいのですが、「一時集合場所」「避難場所」「避難拠点」はそれぞれ役割が違います。地図を見るときは、まず凡例 (はんれい、記号の意味を書いた表) で用語を確認してから読むと迷いにくくなります。
ステップ1: 練馬区公式サイトから地図を入手する
防災マップは、次の3つの方法で手に入ります。
- 区公式サイトからPDFをダウンロードする — 練馬区公式: 防災マップ・ハザードマップ のページから、地域ごとのPDFを保存できます。スマートフォンに保存しておけば、通信ができない状況でも開けます。
- 区役所・区民事務所で紙の冊子を受け取る — 窓口で配布されています。冊子版は書き込みができるため、家に1部置いておくと役立ちます。
- 地図情報サービスで見る — 区の地図サービス上で、住所を入力して周辺の避難所を表示できます。
PDFは地域ごとに分かれている場合があります。自宅の地域だけでなく、勤務先や学校のある地域の分も一緒に保存しておくと、外出中に災害が起きたときに使えます。
ステップ2: 自宅の位置と避難所を確認する
手順は次のとおりです。
- 入手した地図の上で、自宅の位置を探します。
- 自宅から最も近い避難拠点の記号を探します。
- 自宅から避難拠点までの道を、実際に歩ける経路として指でたどります。
- その経路上に、川、幅の狭い道、古い塀、坂道がないかを見ます。
- 経路が1本しかない場合は、別の経路も探しておきます。
最短距離が最も安全とは限りません。大雨のときは川沿いの道が使えなくなることがあり、地震のときは塀の倒壊で通れなくなることがあります。地図上で2つ以上の経路を決めておくのが、この作業の目的です。
実際に一度歩いてみると、地図ではわからない段差や工事箇所に気づけます。天気のよい休日に、家族と一緒に歩いてみることをおすすめします。
ステップ3: 浸水想定区域を確認する
洪水ハザードマップでは、水がたまる可能性のある深さが色分けされています。
- 色がついていない場所 — 想定上、浸水の可能性が低い区域です。
- 薄い色の場所 — 床下から床上程度の浸水が想定される区域です。
- 濃い色の場所 — より深い浸水が想定される区域です。
自宅が色のついた区域にある場合、次の点を確認します。
- 建物の何階まで水が来る想定か
- 上の階へ移動できるか (垂直避難ができるか)
- 避難所へ向かう経路が浸水想定区域を通っていないか
浸水の深さの想定は、想定しうる最大規模の降雨を前提に作られています。実際の降り方によって結果は変わるため、地図の色は「絶対にここまで」ではなく「備えの目安」として読みます。国の解説は 国土交通省: ハザードマップポータルサイト にまとまっています。
練馬区には石神井川と白子川が流れており、区の地図でも川沿いの区域に色がついています。川から離れた場所でも、地形の低いところには色がついている場合があるため、川の近くかどうかだけで判断せず、必ず地図で自宅の位置を確認してください。
数値で見る練馬区の防災の現状
本記事の数値は 2026年 取得分、東京都練馬区 の公表データに基づきます。他自治体・他期間との単純比較はできません。
練馬区は東京23区の西部に位置し、区内には石神井川・白子川が流れています。避難拠点は区立小中学校を中心に指定されており、その一覧と所在地は 練馬区公式: 避難拠点一覧 で公表されています。施設数や名称は指定の見直しによって変わることがあるため、年に一度は最新の一覧を確認することをおすすめします。
国が公開している浸水想定区域の情報は、国土交通省: ハザードマップポータルサイト から全国分を横断して閲覧できます (本記事の対象範囲: 本記事のデータは 2026年 取得分、東京都練馬区を対象としています)。区の地図と国のポータルサイトは、それぞれ更新のタイミングが異なるため、両方を見比べておくと確実です。
区と区議会で進んでいる取り組み
防災マップは一度作って終わりではなく、想定の見直しや施設の変更に合わせて更新されます。更新の予定や、配布方法の変更については、区の公式サイトの防災のページで随時案内されています。
区議会でも、避難所の運営体制、備蓄品、要配慮者 (高齢の方や障害のある方など、避難に支援が必要な方) への対応といった議題が取り上げられています。会議の記録は 練馬区議会 会議録検索システム から検索でき、どのような質疑があったかを原文で読めます。
ここでは、特定の会派や議員の主張を取り上げる形ではなく、区として公表されている制度の内容と、その確認先をまとめています。議論の中身を知りたい場合は、会議録を直接お読みください。
国の制度面では、水防法にもとづく浸水想定区域の指定や、市町村による地区防災計画の枠組みが定められています。制度の全体像は 内閣府: 防災情報のページ で確認できます。
住民にとっての論点
防災マップをめぐっては、いくつかの論点が並んでいます。
論点1: 紙とデジタルのどちらを主にするか
紙の冊子は電池切れの心配がなく、書き込みもできます。一方でデジタル版は最新の情報に更新されます。災害時は通信が使えなくなることもあるため、両方持っておく形が現実的です。
論点2: 想定の更新にどう追いつくか
浸水想定は、想定する降雨量の見直しによって変わります。以前に受け取った冊子と、いまの地図で色が違う場合があります。手元の版がいつのものかを確認する習慣が必要です。
論点3: 避難所まで行くかどうかの判断
浸水想定区域にお住まいでも、建物の上階へ移動するほうが安全な場合があります。逆に、土砂災害のおそれがある区域では早めの立ち退き避難が必要とされています。自宅の条件によって答えが変わるため、地図と自宅の構造の両方を見て判断します。
論点4: 支援が必要な方への情報の届け方
地図の文字が小さい、PDFが開きにくいといった声もあります。窓口での配布、大きな文字の版、電話での問い合わせなど、複数の手段が用意されているかどうかが確認のポイントになります。
よくある疑問と次にやること
ここまでの手順を終えたら、次の3つをやっておくと備えが整います。
- 保存したPDFを家族全員のスマートフォンに入れる — 家族が別々の場所にいるときのために、それぞれの端末に入れておきます。
- 集合場所を1か所決める — 連絡が取れないときにどこへ向かうかを、地図上で決めて共有します。
- 年に1度、地図の版を確認する — 区の公式サイトで、手元の地図が最新版かどうかを確認します。
防災マップは、災害が起きてから開くものではなく、起きる前に一度読んでおくためのものです。この記事の手順を一通り試すのに必要な時間は、30分ほどです。
このページのデータ範囲
本記事のデータは 2026年 取得分、東京都練馬区を対象としています。避難拠点の指定内容・浸水想定区域・配布方法は変更される場合があるため、実際の手続きの前に必ず練馬区公式サイトで最新情報をご確認ください。
一次情報 (Tier A)
- 自治体公式:
- 国公的機関:
関連手続き
- 練馬区公式サイトの防災のページから、防災マップのPDFをダウンロードできます。
- 紙の冊子は区役所・区民事務所の窓口で受け取れます。
最終更新
2026-07-24 (本記事の数値・引用 URL は月次で再検証されます)
PoliLog は地域の議会発言・政策・予算を可視化する「暮らし・地域情報アプリ」です。政治的助言・候補者推薦・政党評価は提供しません。提供: LOG INC.(屋号)/ 代表 宇田川 舜
よくある質問
- Q. 練馬区の防災マップはどこで入手できますか?
- A. 練馬区公式サイトの防災のページからPDFをダウンロードできるほか、区役所や区民事務所の窓口で紙の冊子を受け取れます。地域ごとにPDFが分かれている場合があるため、自宅の地域だけでなく勤務先や学校のある地域の分もあわせて保存しておくと安心です。最新の配布方法は練馬区公式サイトでご確認ください。
- Q. 防災マップとハザードマップは何が違いますか?
- A. 防災マップは避難拠点や給水拠点などの場所を示した地図で、ハザードマップは洪水や土砂災害の危険性がある区域を色分けして示した地図です。避難先を知るのが防災マップ、自宅周辺で起きやすい災害を知るのがハザードマップという役割の違いがあります。どちらも練馬区公式サイトの防災のページから確認できます。
- Q. 自宅の最寄りの避難拠点はどうやって調べますか?
- A. 入手した地図の上で自宅の位置を探し、最も近い避難拠点の記号を確認します。そのうえで自宅から避難拠点までの経路を指でたどり、川沿いの道や幅の狭い道、古い塀がないかを見ておきます。経路は1本だけでなく2本以上決めておくと、片方が通れないときに対応できます。
- Q. 自宅が浸水想定区域に入っている場合、どうすればよいですか?
- A. まず地図で想定される浸水の深さを確認し、建物の何階まで水が来る想定かを把握します。上の階へ移動できる建物であれば垂直避難が選択肢になりますし、移動が難しい場合は早めに避難拠点へ向かう判断が必要になります。避難拠点までの経路が浸水想定区域を通っていないかもあわせて確認してください。
- Q. 防災マップはどのくらいの頻度で更新されますか?
- A. 浸水想定区域の見直しや避難拠点の指定変更にあわせて更新されます。手元の冊子が古い版だと、現在の想定と色分けが異なっている場合があります。年に1度は練馬区公式サイトで最新版かどうかを確認し、更新されていれば新しいPDFを保存し直すことをおすすめします。
- Q. スマートフォンが使えない状況でも防災マップは見られますか?
- A. あらかじめPDFを端末に保存しておけば、通信ができない状況でも開くことができます。ただし停電で充電が切れる可能性もあるため、紙の冊子を1部自宅に置いておく形が現実的です。紙の版には避難経路や家族の集合場所を書き込めるという利点もあります。
PoliLog で地域の情報をチェックする
この記事の情報は PoliLog が収集した議会議事録・自治体公式データに基づいています。アプリで地域の暮らし情報を確認できます。
PoliLog をダウンロード →